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新商品!上州・ぐんまのお雛様人形(正絹)が登場です!

投稿日時:2010/01/08(金) 14:52rss

新商品のお知らせです。上州・ぐんまの純国産 お雛様が登場しました。
雛人形展ちらし

以前から何度か告知はしていましたが、わが社で織りました名物裂(正絹)の帯生地を贅沢に使ったお雛様です。名物裂というのは、正倉院宝物の裂地から復元された織物の柄を指しており、茶の世界・着物・着付けの世界では正式に上品ながらとされ、その名前・由来などを披露する習わしがあります。
 もちろん、皇室などでも正式な場では着装・敷物などとして使用され、皆さんもTVなどでご覧になった事があると思います。
 所謂、名前・由来の無い金襴地とは区別される高級な織物の事です。
三段飾り

田島さん
 ひな人形を作成していただいているのは前橋の伝統工芸士・島久の田島さんです。石膏などは使わず、「イタボガキ」を使用した、平安時代から伝わる技法で制作しているとのこと。顔も一つひとつ手彫りです。私の写真で細かいところまで伝わるか・・・不安ですが、是非本物をご覧ください。素人目に見ても明らかに、顔に美しさが際立っています。機械の石膏モノとは全然違います。微笑しているのに、凛とした表情にも見えて、目元に気品のあるところは機械製の人形には絶対にできない表現なのだそうです。
お雛様

お雛様UP
 また、数年して黄ばんでしまう事もなく、汚れなければずっと真っ白なままだそうです。
 因みに、今時の人形さんたちは、プラスチックも使っているらしく、人形用の防虫剤でないと人形さんがクタクタになってしまうとのこと。田島さんの人形は、昔ながら技法で作られた天然素材なので、洋服と同じ普通の防虫剤で大丈夫とのことでした。

 もう一つ、こだわりの点は、絹糸も国産・ぐんま産に拘り、群馬県・碓井製糸さんのブランド生糸「世紀21」を使用している事です。
 確かに、近年の外国産絹糸の上質な物は国産と変わりのない品質まで来ていますが、やはり大事なお子様のひな人形に使われる絹糸です。日本の気候に合った生糸で、もともと皇室に飼われている小石丸から派生したお蚕さまの生糸です。キメが細やかで、光沢も上品となります。
ぐんま生糸
 また、縫製も田島さんの手仕事で、裏地を少し見せながら重ねる着物の裾。
二等辺三角形に見える人形と着物の張りなど、ミシン縫いの着物とは全く違う仕上がりになっています。本物の着物・帯と同じですね。
 洋服では、ドレープ感が重要視される事もありますが、正装の洋服もそうですし、着物・和服では柔らかな手触り・表情がありながら如何に直線的な張りを出せるかが縫製の腕の見せ所です。
 織物の世界でも、張りは重要なポイントです。
張りがありながら、しなやかに着物襟元が収まっている事も、伝統的な奇跡の技法であると田島さんが力説されていました。「確かに、何重にも重ね着をしているのにスッと胸元に収まっています」
お雛様生地・胸元
 そもそも、私も知らなかったのですが、今時のお雛様も残念ながら絹糸を使用している生地は殆ど無いそうです。それに、国内で生産しているものも数パーセントも無いそうです。
 女の子の魔よけ・厄除けの意味があり。お嫁に行くまで無事に健康に育つようにとの、大事な想いのこもったお雛様が外国製の物で良いのでしょうか?
 群馬県だけで100%制作されたお雛人形を是非見に来て下さい!

 お値段もお手頃にしていますが・・・何よりも、一度人形・糸・織りなどの伝統工芸士が合作したお雛様の気品の素晴らしさを見ていただきたいと思います。残念ながら、言葉・写真では伝えきりません。
即位の礼 
 追伸、お勧めしている我が家もこのお雛様を購入いたしました。

肝心な事忘れていました。広告です。
本日より、織物参考館“紫”の織倉にてこの森秀織物・島久 合作の上州お雛様の展示販売会を行います。2月末までの展示予定ですが。現品が売り切れてしまえばお終いになります。注文生産もできますが、もし、今年のご用命ならお早めにご注文いただきたいと思います。全て手作りなのでお時間が少々かかります。
 お値段は・・・十数万円からうん十万円まで色々ですが、何れもかなりお買い得だと思います。何故?それは、我々メーカーの直販だからです。同じ品物でも、販売している場所で倍も違う事もある人形の世界です。同じ品物で良いものなら安い方が良いですよね!お値段も含めて、人形の違いも確かめるために、色んなお雛様をリサーチされてから来ていただければ、一目了然だと思います。きっと「全然、人形のかおが違う!」「着ている着物の質が違う!」「こんな値段で良いんですか?」「人形の髪の毛まで絹糸なんですか?」となると思います。

もちろん見学は無料です!!是非、着て下さいね。

 森秀織物 長谷川 桐生の織物 絹織物

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会社概要

当社は明治十年半農半工の形式で始まりました。初代の森島秀により力織機による御召の製織を研究、成功を見、以来各工程を逐次機械化し現在のような設備と方法になりました。...

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個人プロフィール

 1971年三重県四日市市生まれ、結婚を機に群馬県桐生市に。織物のまち桐生で、機屋と呼ばれる会社を引き継ぐ。織物・染色に関する体験資料館、織物参考館“紫”ゆかりを運営する傍ら、御召機屋として、八丁撚糸による伝統工芸技術完全復活を2004年に宣言。きりゅうまちづくり活動に参加、桐生織物協同組合・...

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