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2009年04月17日(金)更新

本日より一会さんの展示会始まります!

本日より、一会さんの江戸小紋の展示会が始まりました!
 昨日、一昨日と続けて続々と伝統工芸品の反物が桐生に来ました。
一会展示会

その数、何と100反!が一堂に勢ぞろいです。
絵羽の着物に仕上がっているものもあります。江戸小紋特別誂えの帯もございます。
江戸小紋

素晴らしい!感嘆の声があがるものばかりです。
極細の柄は、一見の価値ありです。もちろん少々お値段違いますが・・・かなりお勉強していただいたようです。
超極鮫
こちらは、20日まで開催中です。お気軽にお出かけください!

また、参考館ゆかりのモニター体験会も併せて開催中です。
こちらも、なかなか普段参考館をゆっくり見たり・体験したりすることが無かったお客様をご招待しております。

モニター体験会

こちらは、19日まで開催中で、予約制にて行っております。
ご興味のある方はお問い合わせください。次回の案内をさせていただきます。

森秀織物 株式会社
織物参考館 “紫” ゆかり

2008年05月28日(水)更新

オーガニックコットンTシャツに天然染色藍染する2。

 オーガニックコットンTシャツに天然染色藍染する。
の続きです。来館者が続いて作業が捗らず、完成までに時間が掛かりましたが、
待望のTシャツが染め上がりました。
オーガニックコットンTシャツ
素晴らしい風合いです。見てください、このドレープ!
Tシャツとは思えないしなやかさです。やはり、久米繊維様こだわりの製品です。
とにかく、手触りが最高です。

 お客様御注文分の板締め柄も出来上がりました、こちらのTシャツも久米繊維様の製品です。もちろんこのシャツもメイドインジャパンです。
 Tシャツ板締め
 何故、日本製のものは良いのでしょうか?触っただけでも着心地が最高だとわかります。
 現在食品の問題などで騒がれることがありますが、繊維製品も本当の安心・安全を全て外国製品に委ねることは、本当に大丈夫なのでしょうか?
 価格差からは想像できない日本製品質の高さにあらためて感嘆いたします。

久米繊維タグ
 『私は、日本製の製品しか安心できないので、着ません。買いません。』
 『参考館で藍染をしたいのですが、オーガニックコットンTシャツはありませんか?』
という、お客様の要望があり、調べた所、長袖までラインナップしているTシャツで原材料から日本製に拘って作られているメーカーさんを探しました。
 結果的には、見つけらなかった所、久米様との出会いで一気に問題が解決したという事です。

久米繊維様、今回の出会いと素早い対応に感謝いたします。
誠に有難うございました。
 そして、これからも宜しくおねがいいたします。

2008年05月24日(土)更新

オーガニックコットンTシャツに天然染色藍染する。


 

今日は、織物参考館の染め場にて、ナチュラルと和のコラボレーション、久米繊維様のオーガニックコットンTシャツに、天然染色の本藍を染色します。

 ここの所、暖かく、湿気もありますので藍も元気があります。本藍の発酵建てなので、気候・湿気・環境・季節などに染まり具合が左右されます。
藍甕
 藍染と言えば、ベロ藍原料・染色方法など色々分類されます。また、良く間違えられるのですがインディゴは厳密に言えば天然染色ではありません。
 わが社では、やはり、伝統的かつナチュラルな日本の染色藍・本藍で染めます。
手間は掛かりますが、風合い・機能・発色などが良いです。

 折りたたんだTシャツを糸で縫い、縫いこんだ所・重なりで染まり具合を調整します。
糸柄付け 途中

 柄付け終了です。(染まり具合は頭の中でイメージ)
糸 柄付け

 丹念に洗った生地ですが、染直前にまた洗い・均一に絞ります。
生地 濡らし

 初めての生地でもあり、柄があるのでそろそろと甕に漬けていきます。甕覗き。
染め始め
 一回では、良い色合いは出ないので最終的には3~7回ぐらいに染め分けます。

 これは、板締めで染めているお客様御注文のTシャツです。
洗い 板締め
 イメージどおり上手に染まっています。

 糸染めは、生地染めより工程・手間どちらも段違いに大変です。堅牢度は格段にあがりますが、染料もたくさん使ってしまい、藍が弱ってしまいます。
糸染め
 桐生織は、先染めの糸を使用します。堅牢度が良く、発色が落ち着きます。

 
 絞り染めを井戸水で洗っています。このあたりの天然水は含まれる鉄分などが染色洗いに適しています。発色が良くなります。
洗い 絞り

 本日の作業はここまで。今日は全体作業の半分ぐらいでした。
途中 OG
 次回に続く

会社概要

当社は明治十年半農半工の形式で始まりました。初代の森島秀により力織機による御召の製織を研究、成功を見、以来各工程を逐次機械化し現在のような設備と方法になりました。...

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個人プロフィール

 1971年三重県四日市市生まれ、結婚を機に群馬県桐生市に。織物のまち桐生で、機屋と呼ばれる会社を引き継ぐ。織物・染色に関する体験資料館、織物参考館“紫”ゆかりを運営する傍ら、御召機屋として、八丁撚糸による伝統工芸技術完全復活を2004年に宣言。きりゅうまちづくり活動に参加、桐生織物協同組合・...

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