森秀織物 代表 長谷川博紀 桐生織り御召 のこぎり屋根で伝統を織り続ける | 経営者会報 (社長ブログ)
御召織発祥の地にて、後世に残せる事、今しか語れない事 日本の織物・着物文化を次世代に伝える! 森秀五代目 長谷川 博紀
2008年05月30日(金)更新
面倒で、少し白々しいかも。でも、その気持ちが大切!なので売れてます。
普段から、環境問題に取り組めることは何がありますか?
道具の使い捨てはやっぱり問題ですよね。というわけでMY箸です。
一説では、割り箸使用を止めても、地球環境全体で見れば微々たるものだ、というお話もありますが、実際の影響・効果はもちろんの事、『もったいない』気持ちが大事ですよね。人間(日本人限定)の都合で、一回しか使用しないものを当たり前に使う気持ちははそろそろ止めていきたいですね。
地球温暖化白書http://www.glwwp.com/main/chopsticks.html
その原材料が、他の国の貴重な森林から、石油を燃料に使った運搬手段で輸入されていたらなおさらです。
日本には資源が少ないから、輸入するのは仕方が無い!と思いますか?
でも、本当は違います。輸入コストを足しても安いから輸入しているだけです。世界中をみてもこれほど森林が豊かな国は少ないそうです。
一番使い捨てをしている国なのに、その資源は使っていません。間伐ができなくて森林が荒れ始めているとも聞きます。なんか、矛盾だらけで日本人として恥ずかしいです。
そもそも、割り箸を使い捨てる習慣はいつ始まったのでしょうね?
もし文化として割り箸を使用していくのなら、せめて自国内で原材料は調達できる仕組みが良いですね。
調べてみると結構奥深いですよ。(割り箸からみた環境問題)
そんなわけで、発売以降問い合わせが続いております。
普通当社のお客様は、商品によってかなり年齢層が集中するのですが、携帯箸入れは、老若男女問わず人気です!皆の意識が高くなってきていますね。
紬の着物地タイプと、藍染タイプをご用意しております。もちろんどちらも綿100パーセントでお箸付です。サイズを調整することも出来ますので、愛用のお箸も入れられますよ。
私も、なるべく外食時などに使用しております。
少々、気恥ずかしい時もありましたが、もう慣れました。お店の方も喜んでいるようですね、ゴミも減りますしね。
お酒の席で、一寸した話題のネタになるのも、環境問題に貢献できるかも。
森秀織物 http://www.morihide.co.jp/products.html
2008年05月30日(金)更新
清流・源流のあることのありがたみ。 桐生より
日本中で、ダムの無い川は殆ど無いようですが、桐生にも、桐生川ダムがあります。これは、桐生川ダムの梅田湖です。
桐生の町は、もちろんダムの下流域にあります。といっても、車で10分も走ればダムの上流に行く事ができます。
清流です。この上流には、小さな集落があるだけです。
蛍が、自然のままに乱舞する、秘密スポットもあります。
町に近い場所に、整備された自然公園で蛍をたくさん見ることができる場所もありますが、何といっても、自然のままにというのが良いので毎年子供と見に行ってます。
群馬県には海がないので、夏は山の川で泳ぐことが多いようです。
東京方面からも、涼みに来ているようです。
そんな、人々が一息つける場所として、桐生市が整備しているのが、梅田ふるさとセンターです。
森秀織物でも、毎年夏にこのふるさとセンターでイベントを行っています。
地元で採れた山菜、地場製品などを販売しており、一番の売りは、その山菜を使っている山菜そば・うどんです。
実は、私あまり麺類が好きでは無かったのですが、桐生に来て、水が綺麗で美味しいところでは、本当にそば・うどんの素朴な味が美味しいというこを知りました。
『当たり前のことだけど、人間にとって水は本当に大事なものだな。』
環境問題・地球規模の話をまじめに考えるとすごくスケールの大きな事ばかり考えるけど、以外に身近なことだと改めて思います。
そういえば、所属している地元の団体(桐生JC)と、周辺住民のみなさんと桐生川清掃活動を行っていますが、そういった時に拾うゴミで想像もできないものもあります。(年数回実施・毎回数トン単位のゴミが・・・)
タバコ・ジュース缶は、いたる所に落ちていますし、建築資材のような産業廃棄物、自転車・バイク・自動車、不法投棄と思われる電化製品、色々ありますが一番酷いのがバーベーキューなどに来られた方々のゴミです。
コンロ・鉄板などの道具をはじめ、生ゴミ・油・食べ残し、包丁・ナイフこれは危険!
などなど、清掃活動中に目の前で廃棄・放棄していく方もいます。全く理解できません。(意外ですが、若者グループより、ファミリーで来ている方がモラルが無い傾向)
この清流・源流は清掃している地元の私達だけのものではありません。
都会の町まで繋がっていて、飲み水にも、食べ物にも使われるのに。
蛍がいるような清流を汚し、自分・皆の飲み水を汚し、貴重な地球の水を汚してもその心は綺麗なままなのでしょうか?
大人の傍で、私達大人の行動を子供達が見ています。
2008年05月30日(金)更新
今日も、雨。草花には最高ですが・・・綿花5日目
今日も、桐生は雨です。
織物参考館での、気温も2、3日前からは考られないほど肌寒いです。
綿の双葉は大丈夫かな?と心配になるほどです。
一番手は相変わらず立派です。
あ!二番手に発芽した葉が全開になる前に穴が開いてしまいました。
これは、何とかしないと・・・明日以降また、ご報告します。
2008年05月29日(木)更新
紗織り、手織り織機完成!
2008年05月29日(木)更新
綿花、発芽4日目、これも綿帽子?
2008年05月28日(水)更新
オーガニックコットンTシャツに天然染色藍染する2。
オーガニックコットンTシャツに天然染色藍染する。
の続きです。来館者が続いて作業が捗らず、完成までに時間が掛かりましたが、
待望のTシャツが染め上がりました。
素晴らしい風合いです。見てください、このドレープ!
Tシャツとは思えないしなやかさです。やはり、久米繊維様こだわりの製品です。
とにかく、手触りが最高です。
お客様御注文分の板締め柄も出来上がりました、こちらのTシャツも久米繊維様の製品です。もちろんこのシャツもメイドインジャパンです。
何故、日本製のものは良いのでしょうか?触っただけでも着心地が最高だとわかります。
現在食品の問題などで騒がれることがありますが、繊維製品も本当の安心・安全を全て外国製品に委ねることは、本当に大丈夫なのでしょうか?
価格差からは想像できない日本製品質の高さにあらためて感嘆いたします。
『私は、日本製の製品しか安心できないので、着ません。買いません。』
『参考館で藍染をしたいのですが、オーガニックコットンTシャツはありませんか?』
という、お客様の要望があり、調べた所、長袖までラインナップしているTシャツで原材料から日本製に拘って作られているメーカーさんを探しました。
結果的には、見つけらなかった所、久米様との出会いで一気に問題が解決したという事です。
久米繊維様、今回の出会いと素早い対応に感謝いたします。
誠に有難うございました。
そして、これからも宜しくおねがいいたします。
2008年05月28日(水)更新
コットン 発芽綿花、虫に舐められました・・・・
2008年05月27日(火)更新
後世に残せるものは残したい!でも、どうやって?
当社では、織物産業に関わったものとして、また、一過性ではあったが、かなり利益を享受した会社として、後世に日本の織物技術・文化、そしてそれに関連する道具・建物を残し、後世に伝えていく為に織物参考館を運営している。
当たり前の事だが、博物館運営は収益性が無い。短期的にブームがあったり、一部の大規模なスポンサー(または、公的資金)が受けられている施設は磐石なのかもしれないが、長期的な展望で見れば、殆どの博物館が単体での収益性を確保することは容易ではないと考えます。
『そんな事は無い!コンテンツを充実して、アイデアをひねれば収益性はある!』
と、もしお考えの方が居れば、試してみてください。
銀行に行って、『今度、新規事業で博物館を作るので、お金を貸してください。』
と、頼んでみてください、かなりの高確率で断られると思います。
では、それでも何故当社は民間でそれを行うのか、企業が行える社会貢献としての位置づけでもあり、その分野でお世話になり、利益を得た事がある責任でもあり、何より、これを残さなければならないと信じぬく信念にあると思います。
大企業のPR的な位置づけであれば、運営資金も潤沢ですが、小さな企業がその資金を母体から賄っていくのは本当に大変な事です。
非常にありがたい事に、公的な機関が趣旨を理解して、設立・運営を継続できている理想的なケースも見られます。
しかし、その反面、その趣旨が忘れ去られるケースも結構あります。
民間で運営していたものを継承したものの、ソフト面の運営が賄えず自然消滅するケース。
一部で盛り上がり、大々的に資金を投入したものの、完全に赤字運営になり、世論の批判対象となり閉鎖するケース。
開館する前から、収益見込みが無く、お披露目も出来ないケース。
などありますが、もし公的資金で運営するには、収益性が無くても世論・市民の意見が賛同していなければ成立しないということになります。
そして、何よりも展示ではなく、その文化を生きたまま保存すること重要だと考えます。(その理念から、織物博物館ではなく、織物参考館と名称)
織物道具を展示しているだけでは、その技術・文化を継承することは出来ないし、なにより来館者がつまらないと感じるはずです。
そこで、作り続けられ、発信され続けなければその文化は無くなってしまったも同然です。
つまり、そのニッチな分野に携わった者が、運営・人的な部分を担当しなければ成立しないのです。補助的に公的な応援があることは良いことだと思いますが、全面的になれば、運営の権利が無くなり、継続的な指揮は取れないでしょう。
お蔭様で、当館も開館から30年をもうすぐ迎えます。
紆余曲折ありましたが、やっぱり、来館者の満足した笑顔・子供達の歓声・そして励まし、応援のお言葉が何よりの励みになり、運営側の原動力となっています。
長々となりましたが、目を見張るようなオブジェも、おしゃれなティーラウンジも、ガラス張りの休憩室もありませんが、産業・技術が根付いたそのままの場所で、長期間使われている設備・建物、現役の工場とともに、生きている織物を見学できる。織物参考館“紫”に、気軽にお出かけください。
観光気分で結構です。趣旨はまじめですが『面白かった!』と言わせてみせます。
来館者満足度には自身があります。
織物参考館“紫”ゆかり http://www.morihide.co.jp/senkyakubanrai/
森秀織物株式会社 http://www.morihide.co.jp/
2008年05月27日(火)更新
ブランコ作ってみました!でも、職業病が出てしまいました。
自宅の庭に樹齢何十年の杏子の木があり、大人がぶら下がっても大丈夫なほど枝が立派です。
そこで、妻からの提案で、子供用のブランコを作ろう!という提案があり、早速ホームセンターに程度の良いロープ・材料を物色しに行きました。
大きなホームセンターなので、縄・ロープはどこにあるのかと考え、建築用・農業用・インテリアなどなど検討しましたが、結局一番丈夫で、値段も手頃そうな資材置き場のロープから選択する事にしました。
と、何種類かあるロープを見ているうちに職業病が出てきました。
『種類によって値段が3倍ぐらいの開きがあるし、触感・堅牢度・縛り易さも全然違う!』
『値段はひとまず考えず、用途に最適なものを探し出そう!』
『ブランコ運動を想定すると、丈夫なだけでなく、程よい伸縮性も必要では?』
『天然素材に拘りたいところだが、用途から長繊維でなければならない!』
『雨風にさらされるので、水分をあまり含んではいけないが、はじく素材はすべって危険かも、それに、結び目が解けるかも・・・』
と、売り場に座り込み多分30分ぐらい考えて選びだしたのが、ビニロン素材の12mmのロープでした。
風合いは、綿素材より少々劣るものの、日光堅牢度・水濡れに対する強度・引っ張りに対する強度はぴか一のはず、但し、値段は高かったので少々迷いましたが、安物買いのなんとか・・・だけは避けたいので購入いたしました。
ナイロン・エステル・麻素材など色々ありましたが、今回の目的にはぴったりのものが買えたと大満足で帰宅し、今度は、どのように結び目を作れば、ずれにくく、修正が容易な結び目になるか検討しながら完成しました。
子供満足でブランコに乗る!何故か、ハイテンションで木に登った息子。
2008年05月27日(火)更新
織物の組織・日本の着物
織物とは、編みとは違い、長さを揃えた経糸を整えて、そこに緯糸を色々な組織で織り込んだものです。
主に、熱帯から温暖な地域に織物文化が広がっており、寒冷地ではニット文化が中心となります。
基本的な織り組織は3つあり、平織り・綾織・朱子織があります。
平織りは、経糸と緯糸が一点毎に交差した、単純な組織です。安いハンカチ生地などに見られ、細い糸であれば透け感もあります。ただし、摩擦に強いのですが、糸が太ければ硬い風合いになります。(涼感があります。)
綾織りは、あらかじめ設計した数の経糸を飛ばして、緯糸を数本以上織り込んでいくもので織りあがった生地を見ると斜めに組織点がはっきりと識別できます。
平織りより、風合いがあり、しなやかな生地になります。(デニム生地など)
朱子織とは、専用の織機(ドビー・ジャガード)により、組織点を飛ばし経糸を露出しまたは、緯糸を数本以上織りこんで、光沢感とドレープを表現できる生地になります。
シルク製品・和装など、高級な生地に使用されています。
皆さんも、お家に虫眼鏡などありましたら、洋服の組織がどうなっているのか、観察してみてください。皆さんの高級ネクタイは朱子織になってますか?
スーツ・Yシャツでも、ブランド、価格帯によって生地が使い分けられています。
色・デザインの見た目だけでなく、機能性・価格にも影響する生地も、気にしてみては如何でしょうか?
驚いた事に、全く伸縮性のない平織りの生地でパンツが販売されているのを発見した事もあります。あまりに安かったので、冷やかし半分に購入して試してみましたが、想像通り最悪なハキゴコチでした。何故この製品は安いのか?自分の使用する環境・気候に適しているかという視点も面白いですよ。
日本の宣伝を兼ねて付け加えると、この国で作られた天然繊維で、製作された織物生地が一番この国の気候風土に適していると思います。そうです、着物です、四季があり、多湿なこの国で冷暖房設備もなく暮らしてきた先人の知恵の結晶がわが国の着物です。残念ながら、ライフスタイルの変化で少量生産となり高級品になりましたが、夏物(クールビズ?)もあり、季節に合わせて着こなす事もできます。
たまには、着物でお出かけなんて如何ですか?女性だけでなく、男性の着物姿もかっこいいですよ!
このまま、原油高が続き、または原油が枯渇してきて、自然環境では温暖化が止まらず、日本の国際間での経済力が弱くなり、各種の原材料がうまく輸入できなくなってきた30年後の日本で、普段着は着物を着ているかもしれませんね、自給自足で繊維製品を作るとそうなります。天然繊維で(絹・綿・獣毛・植物性繊維)、エコロジー(大事にすれば何十年も着れます)ですし、デザイン(洗練かつ斬新で飽きません)も古びず、普段着で販売すれば安くなるので最高ですね。
因みに、組織が細かくてよく解らず、織物か編み物かも解らないときは、両手で生地を軽くつまんで引っ張ってみてください。感単に伸びるのが編み物。弱い力では伸びないのが織物です。
次回は、シルク・正絹のお話です。
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「ガンダムと虹」の写真がかっこ良すぎるぅ!!
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先日紹介した19日東京に発生した巨大虹と思われるのだが、Twitterで「ガンダムと虹」の写真が話題になってた:) どれどれと軽い気持ちでのぞいてみたら・・・ apislazuli.ath.cx 嗚呼、なんてステキすぎる組み合わせなんだぁぁ!! ググってみると他にも有りましたので、以下に紹介デス..... -
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