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御召織の作業工程2

投稿日時:2009/06/15(月) 09:46rss

御召ののり付け作業です。
この時期は湿気も多いのであまり良い環境ではありませんが、素早く作業すれば問題ありません。

御召のり付け

これはのりを均等に絹糸に練りこみ、しごいていく棒です。

このあと、糸をボビンに巻いていよいよ八丁撚糸機の出番です。
八丁撚糸機

撚り糸にさらに強撚糸を入れていきます。1メートル間に2000回転以上は撚りを入れていきます。

経糸玉
前々回、紹介した経糸の整形機で経糸の玉をつくり、織機に取り付けます。

 そして、経糸を一本毎に繋いでいきます。
経糸のつなぎ

 こういった機械も用いますが、基本的に手作業です。
繋ぎ機械
 つなぎ作業自体は順調にいって1日~2日ほどです。

御召の場合は、先染めの絹織物の中でも準備工程に時間が掛かり、織の工程になるまでだけでも1か月~3か月を要します。
御召織機
 織機にかかっている経糸に強撚糸のよこ糸を打ち込んでいきます。30メートルぐらいを一柄で見立てて、一週間ぐらいで織りあげます。

 この後、湯のし工程・しぼだし・整理などもあるので、完成までに半年掛かりの柄もあります。

 森秀織物 お召織



 

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会社概要

当社は明治十年半農半工の形式で始まりました。初代の森島秀により力織機による御召の製織を研究、成功を見、以来各工程を逐次機械化し現在のような設備と方法になりました。...

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個人プロフィール

 1971年三重県四日市市生まれ、結婚を機に群馬県桐生市に。織物のまち桐生で、機屋と呼ばれる会社を引き継ぐ。織物・染色に関する体験資料館、織物参考館“紫”ゆかりを運営する傍ら、御召機屋として、八丁撚糸による伝統工芸技術完全復活を2004年に宣言。きりゅうまちづくり活動に参加、桐生織物協同組合・...

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