森秀織物 代表 長谷川博紀 桐生織り御召 のこぎり屋根で伝統を織り続ける | 経営者会報 (社長ブログ)
御召織発祥の地にて、後世に残せる事、今しか語れない事 日本の織物・着物文化を次世代に伝える! 森秀五代目 長谷川 博紀
2010年06月09日(水)更新
桐生の川でダムを作りました・・小さいのです。
また、暫くブログを空けてしまいました。大変失礼しました。
桐生でのロケ・撮影が続いていたのと、取材・イベントもありまして、パソコンから遠ざかっておりました。ネタはたくさんあったのですけど(ブログでもこの調子なので、ツイッターは当然無理ですね)
こんな私のブログでも楽しみにしていただいている方がいるので、頑張ります。
そんなわけで久しぶりに家族で出かけてきました。あまり遠出はしないので今回は梅田の山に行き、そろそろ川遊びも出来るかなと子供には水着も持たせてみました。
バーベキューなどしているグループが3組み程いました。
想像していたより、源流の水は冷たかったです。ちょっとためらいましたが、自分も入ってしまいました。暫くすると慣れてしまいます。
森林浴も気持ちいいもんです。お!、これは杉ですね・・・花粉症の方にはつらい光景かも、でも私も花粉症なんですが、不思議と山の中でアレルギー症状はあまり出ないんですよ。(花粉だけではなく、排気ガスなど色んな複合要因があるとも聞いた事があります)
長男と一緒に、河原の石でダムを作り始めます。
始めると、つい凝り始めてしまい。三十分ぐらいは遊んでしまったでしょうか。
途中、長女のサンダルが流されてきて長男が追いかける場面も・・・
完成しました。ダムの上と下では15センチほど水面の高さが違います。
子供と一緒に出来栄えに感動しておりました。
さて、今度は、壊さないと帰れないなと・・・考えていたら、上流から丸太が流れてきて、あっさりと壊れました。どっから流れてきたのかは分かりません。
桐生には、こんな大自然が町のすぐ近くにある事は本当に素晴らしい事だといつも思います。
蛍の時期も、もうすぐですね。
2010年04月14日(水)更新
桐生の町並みがロケ地に向いているらしいです。
フジテレビさんで三日間に渡る放送、「我が家の歴史」見ましたか?面白いドラマでしたね、次から次に昭和を代表する方々の登場でした。
流石に、南極のシーンでは、笑いました。
重要なシーンがたくさん桐生でロケをされた作品です。運動会のシーンは冒頭からラストを結ぶ重要なシーンでしたね。
あそこに写っていたのは、桐生のエキストラさん達です。
大作ですと、東京からもエキストラさん達がバスで大挙してまいります。
その場で、時代設定に合わせて、桐生の床屋さん達が勢ぞろいでエキストラさんの髪を切るなんて光景もありました。
昭和の町並み、主人公たちが東京で住んでいる家など桐生でロケが行われました。おじょうの登場シーンなどもです。
セットでなく、そのまま時代設定に合わせた町並みに自然となっている所に私達は住んでいます。
関東でも(日本でも?)有数の文化遺産・近代化遺産が数多く残されているまちだと近年評価が高まってきています。
桐生市の文化財
皆さんもゴールデンウィークに是非、北関東の桐生まで、自然と町並みを堪能しに来て下さい。
ずばり、観光地らしくはないので、駅に降り立つと唖然とするかもしれませんが、町並みは歩いて裏通りを進むと、ノスタルジックな風景が次々に表れます。
因みに、映画・TV・CM・PVにおいても桐生ロケが続々と続いております。
あの作品も、この作品もです。これからも、ロケ地めぐりの方々がたくさん桐生に遊びに来てくれるといいですね。今月だけでも10作品ほど予定が入ってます。
わたらせフィルムコミッション
撮影中・放映前には言えませんが、放送後には、代表的な作品のエピソードなどご紹介していきます。
そんな昭和の日本のかおりが残る桐生で作られた、撮影の小道具でも登場する織物と見て下さいね。
織物参考館でも、織物体験など日本のこころのふるさとを体感して下さい。
森秀織物 長谷川
2010年04月09日(金)更新
やっと桜が満開になりました、今週から来週まで
桐生の桜もやっと満開になりました。
今年は、寒い日が続いてお花見も我慢大会の様に冷えたのではないでしょうか?
ほぼ一週間遅くなりましたが、近所の桐生川の桜も満開です。
規模は小さいですが、桜のトンネルのようでもあります。
なにより、素晴らしいのは、このような満開のスポットが市内各場所にありますが、どこにも、上野公園のような人混みはありません。
静かに、お花見を楽しみたい方にはピッタリです。お花見=宴会というパターンが都会ではありがちですが、本来、自然の営みを静かに見るということでも結構良いもんですよ。
織物参考館のしだれ桜も満開です。
桐生には、市内から山々まで桜のスポットがありますので、多分来週一杯まで満開の場所があると思います。今年の桜を十分に楽しんでいない方は、是非、桐生までお出かけ下さい。
織物参考館 森秀織物
2010年03月28日(日)更新
中通り大橋線開通!参考館へのアクセス。
昨日、3月27日遂に、渡良瀬川にかかる中通り大橋が開通しました。
桐生市内、市街地と国道50号を直接結ぶ初めての橋ということで、桐生でも数十年来待望の橋が開通したとニュースで言われていました。
早速、渡り初め式が終わった頃の新しい橋に言ってみました。
自動車が通るまで、歩行者が渡ることもでき地元の方が、家族で歩いたり、自転車で渡ったり、犬の散歩のついでに見にきている方も多かったようです。
桐生のシンボル、のこぎり屋根がどこかにデザインとして盛り込まれていると聞いていたのですが、どの部分だかわかりません。
橋の欄干ではない、モニュメントでもない、そもそも、橋の形そのものなのか?と色々考えましたが、わかりません。
あ!ありました。こんなところに・・・皆さん、わかりますか。
隣に見えている橋は、錦桜橋です。赤城山もよく見えています。
この橋は、新宿・東など桐生市内の市街地に今まで無かった、国道50号へのアクセスとして期待されています。と言っても、計画から数十年たった今では、県外から、桐生市内へと来訪する観光客などの新たなアクセスとして機能することになりそうです。
住宅街、工場のある新宿から市内に入り、桐生川と並ぶように走る、中通り線の両側には、織物工場、染色工場などのこぎり屋根が点在しています。さらに北上すると桐生中心街には無かった、新しく整備する観光バスなどの駐車場、そして、群馬大学工学部を通り、梅田線で桐生の山々に向かうことができます。
織物参考館へのアクセスも、50号から真っすぐに向かえることになり、今まで、電話などで道順を説明するのに苦労しておりましたが、これからは、「50号を曲り、中通り大橋を渡って、東小学校の先、交差点を一回だけ、右折する。」
このように、新しい看板も設置したのでランドマークになると思います。これは、南小前の看板です。
カーナビがあると言っても、なかなか細い道が入り混じった桐生市内の道は、わかりづらいようで、今まで、参考館にたどり着けずに帰ってしまったお客様もいたのではと思っていました。問い合わせも毎日のようにありました。
「参考館の場所も分からないし、今、自分がどこにいるのかも分らない・・」という電話に四苦八苦したものです。
大型観光バスにとっても本町通りを通らずに市内各地に行ける道路になり、八木節まつりの時など、本町通りが通行止めになるので、大活躍する橋、道路になるでしょう。
桐生市民の普段の交通アクセスも橋が中心なので格段に便利になるでしょう。
工場地帯、大学と民間の交流も盛んになると思います。産業にも、観光にも、中心となる橋、道路として活躍していくはずです。
補足で、片側二車線の橋ですが、まだ現在は半分の片側一車線通行で開通です。それでも嬉しい開通です。
織物参考館“ゆかり” のこぎり屋根
森秀織物 株式会社 織物製造工場見学
2010年03月24日(水)更新
着物の素材の違いとは、絹・ポリエステルなど
天然素材
と
化繊素材
になります。
絹・木綿・ウール・麻・その他植物繊維など昔からあった天然素材と、戦後に作られた、石油由来のポリエステル化繊の物などです。
絹:シルク、正絹
光沢が上品、しなやか、軽くて丈夫、吸湿性があり通気性もあり。
短所は、水に弱いので洗濯機では洗えない、汗しみ、変色がある。高価。
木綿:綿、コットン
色合いが優しい、通気性があり吸水性にも富む、水にも強い、価格が安価。
短所は、染まり易いが、染みも出来やすい、縮みやすい。摩擦により毛羽立つ。
ウール:毛織
保温性が高い、しわになりにくい、難燃性。
短所は、縮みやすい、虫に食われる、引っ張る力に弱い、肌触り、感触。
麻 :夏着、混合
繊維が強い、通気性があり冷感もある、吸湿、発散性に富む。
短所は、染色された色が変色しやすい、しわになると取れにくい。
など、様々な特徴があるので、用途により使い分けられるでしょう。 浴衣が木綿の素材が多い。普段着使いの着物がウールである。夏と言えば麻というのもうなずける特徴です。
絹織物は、夏でも涼しいですし、冬も暖かく、発色も良い、軽いし丈夫なので、高級着から普段着まで、万能なのかと言えば、水に弱いという欠点があります。
浴衣などでも見かけられますが、混合で、麻、木綿、ポリエステルなど複数の素材を使用している場合もあります。複数素材の長所を引き出すことにもなりますし、逆に洗濯など素材によって選べなくなる事もあるので、購入前に良く確認しましょう。販売の方にドンドン聞きましょう。
ポリエステル:化繊
摩擦や引っ張りへの強度が強い、洗える、価格が安価である。
短所は、張りがあり生地が硬い、染色性が弱い、テカリがある、静電気が起きる。吸湿性が無いので、気温に対応できない。
ポリエステルは、とにかくお値段が安いので着物初心者にとても有難いアイテムだと思います。着付けの練習用・踊りの練習用・業務用には必要な着物です。
ただ、古来からあるお着物素材の特性は持ち合わせていないので、
『着物って暑くて、重くて、疲れるね!』
と感じるかもしれません、その悩みは、天然素材のお着物で解消されます。
ポリエステルの着物でパーティーに出ては駄目なのか?という質問があり。着物の格のお話もありますが、基本的には、個人の価値観だと思います。人の目が気になるか?というのが一番だと思います。
着物好きの方々は、遠目に見てもそれが、化繊であると分かる人もいます。近くで見れば殆ど分かるでしょう。
着物が何織で、袋帯で、などのある程度の原則はありますが、茶会・集まり・場所により違います。一緒に行かれる方、会を仕切られている方に尋ねるのが一番だと思います。その主催者・主役の方が、それは止めて欲しいと言えば、主役の考えを尊重して、それに準じた方法を考えましょう。
(着物に関する原則ルールも、ある程度は言えるものであって、全国的には、かなり地域差を感じます。西日本・東日本でも好まれる色柄が違います。お茶会などもそれぞれ違います)
(あなたが教えを請う人の考えも入っているのです。それが、どこに行っても通用する物ではありません。だから、あなたが知っている知識をむやみに他人に押し付けるのもどうかな?と思います。お店で聞けば、売っているものを勧められるでしょうし、私も含め作り手は、作品に自信を持っているので作品を勧めます)
つまり、どこにも属さず、かしこまった席に行くのでもなく、お洒落に着物を着て歩くのだけであれば、自分のセンスでOKだという事です。
これから、若い世代の新しい着物センスによって、自由に着物を着こなす方々が増えてくるかもしれないのに、もし、ルールが邪魔をして若い方々が着物って面倒で、お金が掛かると感じ、ドンドン和装文化が廃れていくのであれば、そんなに悲しい事はありません。
ドンドン個性を出して、新しいルールを作る勢いで色々チャレンジして欲しいと思います。
(世間一般で言われる、着物のルール・その根拠も、結構新しい物が多く、中には戦後になって業界が都合良くその様にしたと思われるルールもあります。そこで確かなのは、戦前生まれの方々の意見、その文献です。そして、着物業界の方ではなく、一般ユーザーとしての意見が正しいはずです。何故なら、私も含め業界に携わる者では、何らかの都合があり、説得力に欠けるから)
絹織でも、ポリエステルでも、上品で貴方に似合う色・柄であれば良いのでは、と考えます。自分で納得して着ているのであれば、価格にかかわらずファッションセンスのお話です。
ただ、組み合わせには気をつけましょうね、着物と帯のバランスは大事ですよ。同じ素材なら問題なしです。
足袋・襦袢などのアイテムも素材によって使い心地がかわります。見た目は分からないですけど・・相性もありまして、長着の裏地など擦り切れやすいので、当たる素材の足袋だけでなく草履の鼻緒なども関係しますね。
私は、価格の違いは、裏づけされる格よりも、機能性の方が意外に重要ではないかと感じています。天然繊維の特徴は着てみないと分からないものです。シルエット・裾裁きの音・着易さ・涼しい・暖かい、天然繊維の良さは着ると癖になりますよ、機会があれば是非お試しを。
森秀織物 ぐんまの絹織物 桐生織 長谷川
2010年03月24日(水)更新
森秀織物のイベント情報です。群馬の座繰、お茶会
現在、行われているイベントです。
3月28日まで、前橋、ノイエス朝日(元総社町67番地 027-255-3434)において、第一回 群馬の座繰糸作品展が開催されています。
時間は、10:00~17:00まで、上州座繰りの、蚕の繭から生糸まで紡がれた作品が展示されています。当社の、織物も同時に展示されています。長谷川いませんが。
メインとして、群馬県養蚕技術センターの「座繰り糸技術者養成講習会」の修了者の作品展です。ノイエス朝日の座繰り体験講習会も開かれます。
4月25日に、桐生、重要文化財彦部家住宅 において『彦部家屋敷 茶会』が催されます。主催は、鳳純会と彦部屋敷 共催は、桐生茶道会です。
表千家、裏千家、群馬エリアで広く門戸が開けられた茶会です。400人位の参加で締め切りとの事。(お問い合わせは、0277-52-6596 鳳純会)会費は4千円です。
点心、野点席など全て会費に含まれています。
当社と、泉織物さん、後藤織物さんで、桐生の織物を紹介するコーナーを作る事になりました。
楽しみにして下さい。当日は、即売も予定しております。長谷川おります。
お着物を着て、お出かけになる絶好のチャンスですよ!内容について、良く分からない方は、当社までお問い合わせいただいても結構です森秀織物
参加される皆さん、お天気になる事を皆さんでお祈りしましょう。素敵な、御召物楽しみにしています。
桐生の織物 森秀 御召 おめし
2010年03月18日(木)更新
着物、こんな時どうすればいいの?
着物って、大事な日本人の文化・風習なのに、歴史があるからこそ分からない事が多いですよね?
そこで、少しでも疑問が解ければと特集してみました。なるべく初心者の方に分かり易く書いてみましたのでご参考に!
Q 結婚式などに呼ばれ、着物が必要になりました。自分では持っていません。着物をレンタルするか?購入するか?迷っています。
A 成人式の振袖であれば、レンタルも数多く選べて一つの選択肢だと思います。
訪問着・付け下げであれば購入も考えてみても良いかも、ミスの間に限定される振袖と違い長く着られますよ。今後全く着る機会が無いと思えば、レンタル、又は身内から借りる手もあります。
Q 着物を購入するには、先ずどうしたら良いでしょうか?どこに買いに行けば良いでしょうか?見当も、相場も分かりません。
A 昔は、どこの町にもあった呉服屋さんも少なくなりました。デパートでも売り場が無いお店が増えてます。先ずは、ネットで色々検索して色々な店舗さんの作品・価格を見て下さい。あくまで参考程度に。そして、妙齢のお着物好きな身内の方などに相談するのも良いでしょう。どんな場面で、どの様な格で着こなしたいのかを明確にしておきましょう。適切な価格という事では、じっくりと見ていただき、ご自分のご予算と相談しながら検討して下さい。
Q 着物を作るのに、相談したり、探したりで時間が掛かります。その上注文してからお仕立てするのではもっと時間が掛かるのでは。具体的にどれくらい期間が掛かりますか?
A はい、それはお洋服の良い物をお仕立てする時でも同じだと思います。反物から作り、お仕立てすれば相当時間は掛かります。それが、あなたの理想通りの長く使えるお着物になるはずです。1ヶ月~半年以上掛かる物もあります。
Q 仕立て上がりの着物は直ぐ着られるし、お値段も安いので、注文しようと思うのですが、何か注意する事はありますか?
A 用途により違うとは思いますが、レンタルとは違い返品が効きにくい購入商品です。サイズはもちろん、素材・産地などにも注意した方が良いでしょう。納得してから購入しないと後で全く着ていく場面のないお着物になる可能性も。目利きの方は大丈夫だと思いますが、何も知らない方にとってこれほど難しいお買いものは無いと思います。良きアドバイザーを探しましょう。
Q 何故こんなにお店によってお値段が違うのですか?高いお店は儲けすぎなのでは?材料・品質・国産かどうかでそんなにお値段が変わるものでしょうか?
A 確かに、高過ぎるお店もあるのかもしれません。それはご予算に応じて選んで下さい。確実に言えるのは、お値段の違いにはその理由が何かあるという事です。努力して、目一杯頑張ってお安くしているお店もありますが、安い理由もあるという事だと思います。
材料・産地・どこで加工されたかで、かなりお値段は変わってきます。確実ではありませんが、お値段が一つの基準にはなってくると思います。
(因みに、原材料となる糸でも数倍以上の開きがあり、絹糸では国産糸は非常に高いです。流通量そのものが少ないです。その価格差分の違いがあるかは受け取り方だと思いますが、着心地・風合いなどにその違いは表れてきます)
一目見ただけで、原糸の違いが分かる人は少ないと思いますが、触れば少し詳しい人には分かると思います。
Q 国産かどうかはそんなに重要ですか?外国製との明確な違いはありますか?
A 明確な違いは、先ず価格に表れてくると思います。品質の違いはごく僅かの物もあれば、歴然と違う加工品など様々だと思います。
考え方は人それぞれなので、一概にどちらが良いとも言えませんが、日本人として、日本の伝統着物を着たい動機の方々は、日本製を好まれると思います。どこまでを日本製というか?という曖昧な部分はありますが・・
そして、これはどこの産地で作られた何織の本物ですか?という鑑定のような事も聞かれますが、正直、製品・着物の段階では確実な事はわかりません。よっぽど心配であれば、工房・工場を直接訪ねて見れば如何ですか?とお応えしています。
それ以外に、思いつく方法が無いように思われます。販売者の方と信頼関係が出来ていれば、その方を信じて購入されているのだと思いますが・・・何か、引っかかるのであれば現場を見てみる事も大切だと思います。
メーカー・工場では、『お宅の反物・帯を購入した、又は購入したいので、是非工房を見ておきたいのですが。』と申し出れば、きっと快く承諾していただけると思います。作り手と、お客様が交流出来る良い機会・場にもなると思います。
当社でも、御召・着物・帯を購入いただいたお客様は、ご都合の付く限り工場見学をしていただいています。それが、さらなる信頼関係に結びついているのだと思います。『皆さん、手作業の多さに驚いています』
百貨店では、催事の事前調査で工場・工房の実地見学に来ます。やはりお客様の信頼があってこそだからの行動・検証だと感じます。ここ数年世間を騒がせた企業の問題を思い起こして下さい!結構、身近だと思われる工場で実は色んな事が起きていた。なんて思いだしませんか?織物業界でもそんな事が起きているとは思いたくありませんが、実際に見に行けば色んな情報が得られて、業者の方も改めてお客様目線で仕事が出来るのではないでしょうか。インターネットでお買いものが済んでしまう時代だからこそ、見に行く手間を掛けた方が良い場合(高額商品など)もあると考えています。
イベントの時などによく聞かれる質問を載せてみました。それでも、私も業界の人間ですので言いにくい事、説得力の無い部分もあるかと思いますが、本当に素朴な疑問を持っている方にお応え出来ればと掲載してみました。
森秀織物 桐生織 御召
2010年02月27日(土)更新
ぐんまのお雛様の反響・嬉しい報告。
2月中に開催しておりました、ぐんまブランドに拘ったお雛様の展示会が明日28日を持って終了です。群馬ブランドの絹糸を使用し、絹織物の着物の柄にも拘り、複数の伝統工芸士が作成して完成する、純国産の昔ながらの雛人形。
手作りでの拘りと、生産者直売によるお手頃な価格を基本に、プレゼンいたしました。
お陰様で、本当にたくさんの方にご来場いただき、色んなお言葉を掛けていただきました。そして、宣伝しておきながらなんですが、これほど反響があって売れていくとは正直(わが社での展示会はお初なので)思っていませんでした。(皆さん、お雛様・伝統的な風習・お子様にかける想いなど、真剣に吟味されているなと感じました。)また、そのお眼鏡に適う、絹織物・着物を当社で作る事が出来て、とても幸せです。
そして、本日も西宮から、ご来場いただいたお客様が、『心に決めて来ました!』なんて嬉しいお言葉があり。これまで、何年間にも渡って制作してきた職人の心意気も報われたと感じました。
兵庫から来られたお客様はお買い上げになっていただいたのですが、その際にも『どれも、素晴らしい出来で、値段だけでなくどれも欲しくて迷ってしまう。』『他にも見に行ってきたのだが、そこでは気にいった人形を見つけるのが難しかった。』『とにかく、お人形さんの顔が素晴らしい!!』など、人形たちの出来栄えを褒めて頂きました。
誠に有難うございました。
これを、励みにまた来年も企画していく予定です。ご興味のある方は、島久・森秀の群馬の絹糸で作られた伝統工芸の雛人形にご期待下さい。
森秀織物 ひな人形展
2010年02月20日(土)更新
桐生広域物産まつりが始まりました。
本日、桐生広域物産まつりが始まりました。
桐生市市民文化会館スカイホールにて開催中です。
例年に比べてもお客様の数が多いように思います、誠に有難い事です。
桐生市と姉妹都市の日立市・鳴門市さんの海産物・名産品が今年も大好評で、鳴門金時は本日分はあっという間に売り切れました。
日立の大川屋さんの干物も絶品です。
こちらも、人気商品は売り切れてしまったようです。
子の干物を、少し炙って食べるとたまらなく美味しいんですよ。
手作り醤油の玉姫さんも固定客が多いようで、次々と売れています。
工場も海の目の前にあるとの事で、新鮮な魚介類を使用しての手作り醤油。
体に良いし、桐生のファンもだいぶ増えてきているようです。
菊水納豆も美味しいですよね。
桐生の業者さんでは、畳屋さんもいます。
桐生で400年以上の歴史のある畳屋さんです。
明日21日の16時をもって終了ですが、お目当ての商品がある方は、朝10時に並んでいますので、どうぞお出かけ下さい。
森秀織物 株式会社
2010年02月17日(水)更新
お問い合わせ、ぐんまのお雛様の件
お雛様の価格などについて、お問い合わせがありましたのでお答えします。
本来は、会場に見に来ていただくのですが、遠方によりどうしても気軽に見にけないという方からご連絡がありましたので、紹介させていただきます。
(尚、今回の当館会期中のお値段としてご参考にして下さい)
上記の、三段飾りは、300,000となります。小道具・雪洞など全て含む価格です。
こちらの、即位の礼の価格は300,000です。
本当に、十二単を着ており、裏地も裾回しで見えるように仕立てられ、生地の張りにも威厳があります。通常は、着ているように裾だけに小さい生地を張り付ける物が多いようです。そうすると、裾、襟の部分だけが厚ぼったく、膨らんだり、垂れてしまうものが多いようです。
化繊だとなおさらです、本来着物は化繊では無いですから。
もちろん、こちらも全て道具類含んだ価格です。
この角度からの、上品な微笑が素晴らしい逸品です。正面から見ると凛々しいお顔立ちになります。伝統工芸士の人形師の方が月に幾つも出来ないとぼやくほど丁寧に描かれた顔です。是非、本物を見ていただきたいです。
また、群馬の絹糸を使用し、当社で織りあげた名物裂の着物が丁寧に一枚一枚重ね着されています。裏地を少しだしているところ、胸元のビシッとした着こなしなど、是非、平安時代からの人形師の伝統的な技をご覧になって下さい。
こちら荒磯金襴の価格は180,000です。
化繊を使用していないので、着物の襟・裾に張りがあります。これは、国産絹糸のキメの細かさと、桐生織の打ち込みの技術によるところだと思います。
もちろん、それを仕立てる人形師の伝統工芸技が光ります。
こちらのタイプ、割とお値打ち価格の二組みですが、やはり早々と売約済みとなりました。因みに、左が135,000.右のが160,000です。
群馬のブランド絹糸に拘り、桐生織により再現された正式な衣装、そしてそれを平安時代から続く伝統製法で命を吹き込まれたお雛様。
数少なくなった純国産のお雛様です。それを加味していただければかなりお値打ちの価格になっていると思います。それは、メーカーからの直売で手数料などが無いからです。また、生産量も少なく、ここに並んでいるものは殆ど一点ものです。
森秀織物 ぐんまのお雛様
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