森秀織物 代表 長谷川博紀 桐生織り御召 のこぎり屋根で伝統を織り続ける | 経営者会報 (社長ブログ)
御召織発祥の地にて、後世に残せる事、今しか語れない事 日本の織物・着物文化を次世代に伝える! 森秀五代目 長谷川 博紀
2008年06月08日(日)更新
松井証券 松井道夫社長の講演を聞いてきました。
昨日、東京にて、私の所属する青年会議所関連の周年事業がありました。
(日本青年会議所 物流サービス部会 創立30周年)
その基調講演でご講演されたのが、松井証券株式会社の代表取締役 松井道夫氏です。
予想はしていましたが、大変素晴らしい内容の講演でした。
私と同じような境遇で社長になられたお話から、経営者のありかた、普遍的なビジネスモデル、などなど一度では書ききれないぐらいインパクトあるお話でした。
特に、マイナス(捨てる・過去の否定)の決断のくだりは、改めて、当社のこれからの方向性を決めていく中で熟考しなければならないものでした。
簡単に説明しますと、経営のなかで、+思考での追加事業・新規事業はだれにでも簡単にできそうだが、その為に、当たり前だが-要因を先ず捨てなければならない!(松井証券様では、訪問での接客・コールセンターなどを廃止した)
大変化をしている時代に、守るべきものと、捨てるべきものを間違えれると、世の中に自分が捨てられるという考え方です。
冷静に考えれば、その通りなのですが、わが社でも長年蓄積してきたものばかり
なので、捨てるべきものばかりなのかもしれません。
それに、順番が大事なので、あくまで捨てるのが先だと確信できました。追加するのが先ではダメなのです、効果が薄れるとのこと。
守るものと、捨てるもの。 難しいです・・・
次回は、コストについて考えます。
2008年06月08日(日)更新
織物参考館“紫” 綿花 移植。
織物参考館 畑?(ただの中庭)の綿花が密集しているところと、発芽しなかった場所があるので移植します。ただし、普通なら移植を極端に嫌う種なので、いろいろテストしてみました。
写真のように、移植しても大丈夫な時期があるとわかったので、次回は一気に全部やります。
このような密集地帯をどうにかします。
ブログ経由なのか、問い合わせ、見学に来るお客様もあります。
織物参考館
2008年06月06日(金)更新
綿花 9日目 本日も夕立か?とにかく暑いです。
暑いです。
とにかく、暑いです。昨日はストーブをつけている所もあったのに、今日は25度です。
車ではエアコンなしではいられません。
しかし、綿花にとっては待ちわびた暖かさです。織物参考館
ご覧の通り、とても嬉しそうです。
こちらは、寄り添って元気になってます。
密集地帯も、移植予定です。移植に成功した場所もありました。
森秀織物・http://www.morihide.co.jp/
2008年06月05日(木)更新
ギャラリーもみの木
本日より、足利市のギャラリーもみの木さんで、当社の名物裂の展示会が行われています。
お近くまで、行かれる方は是非お気軽に立ち寄ってみてください。
坂の上の見晴らしの良いところですよ。(赤十字病院の裏山です。)
もみの木さん主催なので、私はいませんが・・
展示されている模様の写真もまた撮って来ます。
本日、ご来館されたお客様で、名物裂をお買い物していただいたのですが、今日から展示会に作品が出張しており。品薄の状態で申し訳なかったです。
当社の製品は全て、企画・生産・受注販売で、仕入れなどは無いので、常に在庫は少ししかありません。
本当に、今日はごめんなさい。また、有難うございました。
ブログのオフ会で桐生にいらっしゃったとのお話でした。私も頑張ります。
ブログも見てくださいね。ご指導宜しくお願いいたします。
2008年06月05日(木)更新
綿花8日目、桐生も毎日雨です。
2008年06月02日(月)更新
綿花7日目、随分雨が続くと思ったら梅雨入りでした。
2008年06月02日(月)更新
正絹・絹糸・お蚕様のお話。
皆様、ご存知だとは思いますが、絹糸はお蚕が吐き出した貴重な長繊維です。
そして、お蚕様は蛾の仲間です。この辺りまでは聞いたりしたことはあると思います。
長繊維と呼ばれるぐらいですから、相当長いのですが、何メートルぐらいだと思いますか?蛾の幼虫が作るのですから、あまり手間が掛からないように思いますか?
絹糸の一本ってどのくらい細いか知ってますか?そもそも、養蚕用のお蚕とは、どんないきものでしょうか。
先ず、絹糸の長さですが、100メートル単位ではなく、種類によっても差はありますが、1,000~2,500メートルの長さがあります。しかも、途中で途切れることはなく、驚くべき細さながら、一本の繋がった糸状になっています。
続いて、糸の細さですが、これも種類によって差はあるものの、吃驚の細さです。
長い糸のどこを計って、何ミリという単位では説明できないので、昔のデニールという単位で説明します。
重さを基本にした、秤での取引に使われてきた方法で、現在国際取引の単位には使いませんが、現場ではまだ良く使用されています。(因みに、現在推奨されている単位はデシテックス)
9,000メートルで1グラムの重さがある絹糸を1デーニールと言います。
もちろん、そんなに細い糸は想像つかないでしょうが、何と!絹糸一本は大体3.5デニールです。細いでしょう!薄暗ければ判別が付かないほどです。
21デニールというと、6本の絹糸を束ねた計算になります。それを、さらに束ねていき、織物で使用するときには200・600・1200デニールなど、撚糸をした糸として使用します。
一本でそれほど細い繊維を形成するのは、一定の強度が無ければなりません。
その強い繊維を何本も束ねるのですから、強い生地になりますし、薄い繊細な生地を作ることの出来る天然繊維になります。
蛾の仲間と表現したのは、飛べない蛾だからです。人間が世話をしないと飛ぶどころか、まともに移動もできないので、餌を確保したり、蚕床になる場所を見つたり、交尾をしたり、とにかく、全部人間任せです。(野生から養殖にしだした頃は飛んでいたらしい、3千年くらい前。)
種の存続自体を私達に委ねた生物です。絹糸を提供・卵を産むそのことで生きること自体を依存しながら、存続している種です。他の、養殖生物とは、人間との相互・信頼関係の深さが違います。
そして、吐き出す繊維は素晴らしい強度と繊細さを兼ね備えているのに、お蚕自体は非常にデリケートで弱い生き物です。感染病のように病気が一頭でも起きれば、その舎は全滅になることもあります。極端に暑いのも・寒いのもだめです。清潔にすることも忘れてはいけません。育てている何週間かの間に、蚕になる準備段階で餌を食べなくなる瞬間がきます。その、少し前には十分過ぎるほど餌を与えなければなりません、それは、農家の方が毎日・一日中お蚕と付き合っていなければそのベストタイミングを見極めることは難しく、栄養が足りないお蚕は糸を吐き出せずに溶けていきます。
この添付写真のお蚕は私が、春子(はるこ)として育てたものでしたが、やはり、お蚕まで無事に育ったのは半分もいなかったかも。農家の方々はもちろん上手に育てるのですが、100パーセントの成功率は無いでしょう。生き物ですからね。
様々な化学繊維が出てくるまで絶対的な存在の糸(何千年も最高級品)でありましたし、現在でも、糸の王様といっても過言ではない機能性・特質製・そして上品な光沢感はシルクとしてのブランドを確立して、世界中の人々に愛されているのが何よりの証でしょう。
正絹として、日本人に愛された、糸シルクです。
2008年06月01日(日)更新
あれほど暖かかったのに・・綿花6日目
2008年05月30日(金)更新
面倒で、少し白々しいかも。でも、その気持ちが大切!なので売れてます。
普段から、環境問題に取り組めることは何がありますか?
道具の使い捨てはやっぱり問題ですよね。というわけでMY箸です。
一説では、割り箸使用を止めても、地球環境全体で見れば微々たるものだ、というお話もありますが、実際の影響・効果はもちろんの事、『もったいない』気持ちが大事ですよね。人間(日本人限定)の都合で、一回しか使用しないものを当たり前に使う気持ちははそろそろ止めていきたいですね。
地球温暖化白書http://www.glwwp.com/main/chopsticks.html
その原材料が、他の国の貴重な森林から、石油を燃料に使った運搬手段で輸入されていたらなおさらです。
日本には資源が少ないから、輸入するのは仕方が無い!と思いますか?
でも、本当は違います。輸入コストを足しても安いから輸入しているだけです。世界中をみてもこれほど森林が豊かな国は少ないそうです。
一番使い捨てをしている国なのに、その資源は使っていません。間伐ができなくて森林が荒れ始めているとも聞きます。なんか、矛盾だらけで日本人として恥ずかしいです。
そもそも、割り箸を使い捨てる習慣はいつ始まったのでしょうね?
もし文化として割り箸を使用していくのなら、せめて自国内で原材料は調達できる仕組みが良いですね。
調べてみると結構奥深いですよ。(割り箸からみた環境問題)
そんなわけで、発売以降問い合わせが続いております。
普通当社のお客様は、商品によってかなり年齢層が集中するのですが、携帯箸入れは、老若男女問わず人気です!皆の意識が高くなってきていますね。
紬の着物地タイプと、藍染タイプをご用意しております。もちろんどちらも綿100パーセントでお箸付です。サイズを調整することも出来ますので、愛用のお箸も入れられますよ。
私も、なるべく外食時などに使用しております。
少々、気恥ずかしい時もありましたが、もう慣れました。お店の方も喜んでいるようですね、ゴミも減りますしね。
お酒の席で、一寸した話題のネタになるのも、環境問題に貢献できるかも。
森秀織物 http://www.morihide.co.jp/products.html
2008年05月30日(金)更新
清流・源流のあることのありがたみ。 桐生より
日本中で、ダムの無い川は殆ど無いようですが、桐生にも、桐生川ダムがあります。これは、桐生川ダムの梅田湖です。
桐生の町は、もちろんダムの下流域にあります。といっても、車で10分も走ればダムの上流に行く事ができます。
清流です。この上流には、小さな集落があるだけです。
蛍が、自然のままに乱舞する、秘密スポットもあります。
町に近い場所に、整備された自然公園で蛍をたくさん見ることができる場所もありますが、何といっても、自然のままにというのが良いので毎年子供と見に行ってます。
群馬県には海がないので、夏は山の川で泳ぐことが多いようです。
東京方面からも、涼みに来ているようです。
そんな、人々が一息つける場所として、桐生市が整備しているのが、梅田ふるさとセンターです。
森秀織物でも、毎年夏にこのふるさとセンターでイベントを行っています。
地元で採れた山菜、地場製品などを販売しており、一番の売りは、その山菜を使っている山菜そば・うどんです。
実は、私あまり麺類が好きでは無かったのですが、桐生に来て、水が綺麗で美味しいところでは、本当にそば・うどんの素朴な味が美味しいというこを知りました。
『当たり前のことだけど、人間にとって水は本当に大事なものだな。』
環境問題・地球規模の話をまじめに考えるとすごくスケールの大きな事ばかり考えるけど、以外に身近なことだと改めて思います。
そういえば、所属している地元の団体(桐生JC)と、周辺住民のみなさんと桐生川清掃活動を行っていますが、そういった時に拾うゴミで想像もできないものもあります。(年数回実施・毎回数トン単位のゴミが・・・)
タバコ・ジュース缶は、いたる所に落ちていますし、建築資材のような産業廃棄物、自転車・バイク・自動車、不法投棄と思われる電化製品、色々ありますが一番酷いのがバーベーキューなどに来られた方々のゴミです。
コンロ・鉄板などの道具をはじめ、生ゴミ・油・食べ残し、包丁・ナイフこれは危険!
などなど、清掃活動中に目の前で廃棄・放棄していく方もいます。全く理解できません。(意外ですが、若者グループより、ファミリーで来ている方がモラルが無い傾向)
この清流・源流は清掃している地元の私達だけのものではありません。
都会の町まで繋がっていて、飲み水にも、食べ物にも使われるのに。
蛍がいるような清流を汚し、自分・皆の飲み水を汚し、貴重な地球の水を汚してもその心は綺麗なままなのでしょうか?
大人の傍で、私達大人の行動を子供達が見ています。
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