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御召織発祥の地にて、後世に残せる事、今しか語れない事 日本の織物・着物文化を次世代に伝える! 森秀五代目 長谷川 博紀
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2009年06月09日(火)更新
織物準備工程 経糸 整形
今日は、ご質問のありました経糸の整形を紹介します。
先ずは織りたい柄から計算をして経糸の本数と色糸の配色を設計します。
それに応じた経糸を染色・撚糸をして準備をします。
次に、準備する経糸のボビンを必要な数だけ準備します。
それを、整形機のボビンに用意いたします。
たくさん並んでいますが、これで全部ではありません。
設計に基づいた基本形がこの色糸で、これを応用しながら経糸を整形していきます。
200本~300本ぐらいの経糸を基本に筬を通してドラムに経糸を捲いていきます。
これを何度も繰り返して5千本~一万本の経糸を作っていきます。
経糸は巻きつけられていく時に、少しづつ左にずれるようになっています。
また、この段階でもアヤ(糸が絡まない仕掛け)を作っておきます。
勢いよく回します。ある程度のテンションをかけます。
余談ですが、このドラムの回転単位はヤードを使います。
引き込んでいる筬の単位は尺(一般の尺と違う寸法です)、インチを使います。
絹糸の単位はデニール・デシテックスです。
センチ・グラムは出てきません。
総本数を捲いた経糸を織機の仕掛けに収めていきます。
経糸を一本づつ、ソウコウ・筬に通していきます。
半日から、2日程掛る作業になります。途中で引き込み間違えると予定していた柄にはなりません。
手元はこんな感じです。
かなり端折ってしまいましたが、経糸の準備工程は大まかにこのような作業になります。
当然ながら、実際に織っている時間よりも準備工程のほうが時間と手間が掛かります。
その後横糸を織り込んでいきます。
森秀織物
先ずは織りたい柄から計算をして経糸の本数と色糸の配色を設計します。
それに応じた経糸を染色・撚糸をして準備をします。
![設計経糸](/files/user/sekkei.jpg)
次に、準備する経糸のボビンを必要な数だけ準備します。
それを、整形機のボビンに用意いたします。
![ボビン](/files/user/bobinn.jpg)
たくさん並んでいますが、これで全部ではありません。
設計に基づいた基本形がこの色糸で、これを応用しながら経糸を整形していきます。
![ボビン一部](/files/user/bobinntasuu.jpg)
200本~300本ぐらいの経糸を基本に筬を通してドラムに経糸を捲いていきます。
これを何度も繰り返して5千本~一万本の経糸を作っていきます。
![ドラム筬](/files/user/doramuassa.jpg)
経糸は巻きつけられていく時に、少しづつ左にずれるようになっています。
また、この段階でもアヤ(糸が絡まない仕掛け)を作っておきます。
![整形ドラム](/files/user/seikeidoramu.jpg)
勢いよく回します。ある程度のテンションをかけます。
![ドラム回転](/files/user/doramukaiten.jpg)
余談ですが、このドラムの回転単位はヤードを使います。
引き込んでいる筬の単位は尺(一般の尺と違う寸法です)、インチを使います。
絹糸の単位はデニール・デシテックスです。
センチ・グラムは出てきません。
総本数を捲いた経糸を織機の仕掛けに収めていきます。
![経糸引き込み](/files/user/tateitohikikomi.jpg)
経糸を一本づつ、ソウコウ・筬に通していきます。
半日から、2日程掛る作業になります。途中で引き込み間違えると予定していた柄にはなりません。
![引き込み作業](/files/user/hikikomisoukou.jpg)
手元はこんな感じです。
![ソウコウ引き込みアップ](/files/user/soukouup.jpg)
かなり端折ってしまいましたが、経糸の準備工程は大まかにこのような作業になります。
当然ながら、実際に織っている時間よりも準備工程のほうが時間と手間が掛かります。
その後横糸を織り込んでいきます。
森秀織物
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