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御召織発祥の地にて、後世に残せる事、今しか語れない事 日本の織物・着物文化を次世代に伝える! 森秀五代目 長谷川 博紀
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2009年06月15日(月)更新
御召織の作業工程2
御召ののり付け作業です。
この時期は湿気も多いのであまり良い環境ではありませんが、素早く作業すれば問題ありません。
これはのりを均等に絹糸に練りこみ、しごいていく棒です。
このあと、糸をボビンに巻いていよいよ八丁撚糸機の出番です。
撚り糸にさらに強撚糸を入れていきます。1メートル間に2000回転以上は撚りを入れていきます。
前々回、紹介した経糸の整形機で経糸の玉をつくり、織機に取り付けます。
そして、経糸を一本毎に繋いでいきます。
こういった機械も用いますが、基本的に手作業です。
つなぎ作業自体は順調にいって1日~2日ほどです。
御召の場合は、先染めの絹織物の中でも準備工程に時間が掛かり、織の工程になるまでだけでも1か月~3か月を要します。
織機にかかっている経糸に強撚糸のよこ糸を打ち込んでいきます。30メートルぐらいを一柄で見立てて、一週間ぐらいで織りあげます。
この後、湯のし工程・しぼだし・整理などもあるので、完成までに半年掛かりの柄もあります。
森秀織物 お召織
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