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御召織発祥の地にて、後世に残せる事、今しか語れない事 日本の織物・着物文化を次世代に伝える! 森秀五代目 長谷川 博紀
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2009年06月24日(水)更新
キャラクター刺繍 第一弾完成しました。
キャラクター募集をかけて、公募しました商品の第一弾が完成しました。
ミニタオルへの刺繍で、サイズがかなり小さいので手直し等が大変でした。
ゆかりチャンです。 かわいらしく出来たと思います。
まゆ美チャンです。どうでしょうか?
きりゅう君は色遣いが苦労しました。刺繍の糸が重なる部分が多いのでバージョン4になるのかな?
何といっても、おり姫チャンの刺繍が大変でした。
完成に掛かる時間・手直しの回数等が一番大きかったのがおり姫です。
ミニサイズの刺繍で表現できる限界に挑んだような傑作になりました。
かなり力作(自画自賛?)揃いなので、まだ値段が決定していませんが、近日発売予定です。数も揃っていないので、桐生のわたらせ等の販売分だけで、HPショッピングの分がないかもしれませんが、その場合追加で制作していきたいと思います。
また、キャラクターの産みの親の方々には、直ぐにに発送したいと思いますので宜しくお願いします。
かなり、キャラクターの評判が良いので、第二弾の企画商品が早めにできるかもしれません、期待してください。
森秀織物
2009年06月19日(金)更新
おもしろい本読みましたので紹介します。
最近読んでいてこれは面白かった!為になったという二冊を紹介させていただきます。
佐藤昌弘先生、「凡人が最強チームに変わる魔法の営業ミーティング」
これは、会社の営業に関する考え方・ノウハウを根本から見直す本です。
そして、なにより会社経営者・営業マンだけでなく、普段の生活にも活かせる考え方が書かれています。
面白いです!一気に読んでしまい、二度ほど読み返しました。でもこれは続編で、すでに発刊済みの一冊があるようなのでそちらも読みたいと思いました。
井寄 奈美著 小さな会社の トクする 人の雇い方・給料の払い方 こちらは、いより先生の中小企業経営者向け読本です。、関西弁を織り交ぜながら原則論と様々な労働契約・給与計算・社会保険など特定社会保険労務士でもある立場からわかりやすい事例で説明されています。
この種の本は、非常に勉強になるのですが、大体難しい計算などで眠くなるものです、この本は、いよりん先生の関西弁のリズムに乗ってスラスラと読めました。
経営者以外の方が読んでも為になると思いますよ。
2009年06月18日(木)更新
ご質問のありました、桐生織・お召の特性。
本日、ご質問のありましたお召の特性についてです。洗えるのか?
雨・水に濡れた場合に縮むのか?というご質問でしたが・・・簡潔に申しますと、縮みます。しかし、通常生活で心配するようなことはありません。
土砂降りの雨の中、傘も無くお着物で歩いたり、お酒などを大量にかけると・・・駄目になると思いますが。
むしろ普段心配していただきたいのは、湿気です。
御召もそうですが、どのようなお着物であれ・洋服でも湿気は大敵です。シミ・くすみ・カビなどの原因にもなりますし、嫌な匂いもつきます。
あまり着ていないお着物こそ、シーズン毎にはタンスから出して、広げて呼吸をさせてあげましょう。何年もしまいっ放しでは、しわ・汚れの原因にもなります。
では、縮んだ場合にどうするのか?ということですが。部分的な場合には、基本的にそのままで結構です。自然に治ります。
ひどく濡れてしまった場合や、手洗いなどで濡れたまま強く擦ったりしますと元に戻りにくいですが、通り雨に少し濡れた程度・コップのお水を少し零した程度では大丈夫です。きちんと拭いていただき、軽くひっぱりながら影干しをしてください。
もちろん、撥水加工などにより完全に撥水して縮むのを防ぐこともできますが、それでは生きている生地でもあるお召の特性が台無しになる可能性があります。
また、加工したお召が縮んだ場合には元の生地には戻らない可能性もあります。
着物としてドライクリーニング出していただくのは何の問題もありませんが、問題は、自宅で洗われる方です。
全体的に水に漬けてしまったお召は必ず幅出しをしなければならないので解いて縫いなおしになります、自宅では難しいと思います。では、その昔はどうしていたか・・・洋服・洗濯機の無かった時代には、皆さんお着物を自分で洗う技術・幅出しのような作業も、和裁も自分で行えていたのです。
いずれにしても、どのようなお着物であれ洗う場合にはその道の専門家に相談してから行ってください。
森秀織物
2009年06月16日(火)更新
豆腐懐石のお店を紹介いたします。
今日は、近所の若宮さんを紹介します。
ご存知の方もいるとは思いますが、桐生では有名なとうふ懐石のお店です。お値段はランチで1575円からです。
のこぎり屋根の建物も趣がありますし、囲炉裏端で美味しく、とってもヘルシーな豆腐料理が次々に出てまいります。桐生はお水が奇麗なのでとうふもより味が引き立てられるのだと思います。
人気があるので、予約してお食事に行くのが確実だと思います。おかみさんもとっても親しみやすい方ですよ!
参考館から歩いていける距離です。定休日がありますのでお問い合わせください。
桐生 若宮 とうふ・ゆば料理
2009年06月15日(月)更新
御召織の作業工程2
御召ののり付け作業です。
この時期は湿気も多いのであまり良い環境ではありませんが、素早く作業すれば問題ありません。
これはのりを均等に絹糸に練りこみ、しごいていく棒です。
このあと、糸をボビンに巻いていよいよ八丁撚糸機の出番です。
撚り糸にさらに強撚糸を入れていきます。1メートル間に2000回転以上は撚りを入れていきます。
前々回、紹介した経糸の整形機で経糸の玉をつくり、織機に取り付けます。
そして、経糸を一本毎に繋いでいきます。
こういった機械も用いますが、基本的に手作業です。
つなぎ作業自体は順調にいって1日~2日ほどです。
御召の場合は、先染めの絹織物の中でも準備工程に時間が掛かり、織の工程になるまでだけでも1か月~3か月を要します。
織機にかかっている経糸に強撚糸のよこ糸を打ち込んでいきます。30メートルぐらいを一柄で見立てて、一週間ぐらいで織りあげます。
この後、湯のし工程・しぼだし・整理などもあるので、完成までに半年掛かりの柄もあります。
森秀織物 お召織
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