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2011年12月01日(木)更新

もう師走になってしまいました。

 今年は本当に色々ある年でした、震災はもちろん様々な災害や出来事がありました。
気候も少し異常で、まだ暖かいので油断している間に、12月になってしまいました。
 会社も、やっと震災被害の応急工事を済ませて本格営業し始めたばかりの感覚もあるのですが・・・今年ほど一年が短く感じた事はありません、自分が年齢を重ねたせいでしょうか?皆さんは如何ですか。
  
 さて、年末に向けての当社の織物カレンダーもあと少しでお取引先様にお渡しが終わると思います。小売販売の方も人気柄が売り切れになってきましたので、そろそろ終わりそうです、鶴と日の出柄が人気でした。
このような状況でのご注文は本当に有難いことで、今年ばかりは『もう受注が無いのでは!?』と危機感がありました。実際ご注文も皆さん遅かったですし、当社の工場建物も被災したので、いずれにしても春先はヤキモキしているばかりで、織物の仕事が全くできなく、被災地支援に参加したり・会社建物の瓦を下ろしたり、上げたりしていました。(瓦屋さん順番で直しに来ていただいたのは先月の事でした)

 そんな年でもチャレンジ出来る事もありました。
先月に、織物の伝統工芸士の試験を受けました、もちろんこの年になっての試験体験は新鮮なもので緊張するコトばかりでした。
筆記試験だけでなく、実技試験などもありどこまで評価いただいたのか分かりませんが、良い経験でした。
 受かる、受からないで何か変わることより、織物の仕事に関わる者として一つの区切りにしたかったので資格を得た今年に受けてみたのです、結果はまだ出ていません。

 織物参考館 紫 も創設30周年の節目の年でした。
周年記念の行事は震災の影響で中止となりましたが、市内のボランティアの方や皆さんの励ましにより7月には本格再開をして、その後9月10月にはかつてないほどの来客を迎えることができました。
 アド街ック天国などでご紹介いただいたことや、群馬県・JR東日本のぐんまキャンペーンによるところが非常に大きかったと思います。
本当に有難いことでした。

 そう言えば、先日織物参考館にも訪ねて来てくれた、ポチたまのだいすけ君が急逝したそうです、元気で活発なだいすけ君でしたが突然のことでした、本当に残念です。桐生に来てくれた時の様子は12月2日に放映されると思います。内容が変更されるかもしれません。

 そして、今年一番嬉しかった事は(まだ、今年終わってませんが)実弟のお店がミシュランの☆を頂いたことです。
先日、突然の吉報だったのですが、本人曰く あまり取り上げられてお店が混んでしまうと常連さんが来づらくなるので手放しでは喜べないので、その旨お断りしたそうですが(システムが良くわかりませんけど、お断りしても掲載はあるそうです)
 本来、取材なども断っているようですが、こういった機会に客観的な評価をいただいたこと自体は喜ばしいことなので私は嬉しいです。
そういった事情もありますので、このページでは具体的なお店の名前や場所は書きませんけど、ご利用いただいている皆様の御陰だと思いますので、どこのお店の事かお分かりになる皆様方に感謝をいたします。
 暫く、予約など取りにくくなるかもしれませんが、末永いお付き合いをどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 新年の展示会に向けて、新しい群馬の絹糸で御召(着物)を試作しております。ちょっと雰囲気の違う着尺になりそうです。どうぞ期待してください。





















 新年は、干支にあやかって昇り龍といきたいものですね。