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御召織発祥の地にて、後世に残せる事、今しか語れない事 日本の織物・着物文化を次世代に伝える! 森秀五代目 長谷川 博紀
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2008年05月24日(土)更新
織物参考館“紫”の友の会 総会開催
2008年05月24日(土)更新
オーガニックコットンTシャツに天然染色藍染する。
今日は、織物参考館の染め場にて、ナチュラルと和のコラボレーション、久米繊維様のオーガニックコットンTシャツに、天然染色の本藍を染色します。
ここの所、暖かく、湿気もありますので藍も元気があります。本藍の発酵建てなので、気候・湿気・環境・季節などに染まり具合が左右されます。
藍染と言えば、ベロ藍原料・染色方法など色々分類されます。また、良く間違えられるのですがインディゴは厳密に言えば天然染色ではありません。
わが社では、やはり、伝統的かつナチュラルな日本の染色藍・本藍で染めます。
手間は掛かりますが、風合い・機能・発色などが良いです。
折りたたんだTシャツを糸で縫い、縫いこんだ所・重なりで染まり具合を調整します。
柄付け終了です。(染まり具合は頭の中でイメージ)
丹念に洗った生地ですが、染直前にまた洗い・均一に絞ります。
初めての生地でもあり、柄があるのでそろそろと甕に漬けていきます。甕覗き。
一回では、良い色合いは出ないので最終的には3~7回ぐらいに染め分けます。
これは、板締めで染めているお客様御注文のTシャツです。
イメージどおり上手に染まっています。
糸染めは、生地染めより工程・手間どちらも段違いに大変です。堅牢度は格段にあがりますが、染料もたくさん使ってしまい、藍が弱ってしまいます。
桐生織は、先染めの糸を使用します。堅牢度が良く、発色が落ち着きます。
絞り染めを井戸水で洗っています。このあたりの天然水は含まれる鉄分などが染色洗いに適しています。発色が良くなります。
本日の作業はここまで。今日は全体作業の半分ぐらいでした。
次回に続く
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