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2009年06月08日(月)更新

日本の近代産業遺産でもある富岡製糸場

 先日、行ってきました富岡製糸場の写真などを紹介いたします。
富岡製糸場入口

 入口はこんな感じです。垂れ幕などありますが周辺が狭い道路なので目の前に来ないと分かりにくいです。駐車場は少し離れた所にあります。

 以前は無かったおぎのやさんが出来ていました。残念ながら釜めしは売り切れとのことなので、おにぎりセットをいただきました。
 場内は、禁煙・飲食禁止なので食事を済ませて入場です。
おぎのや

 元は、食堂・控え室だった場所で会議を行わせていただきました。
会議

 見学の案内人の方から丁寧に、歴史・当時の様子などを説明していただきました。
見学案内

 製糸場内部に入ります、以前はここに入ることも出来ませんでした。
もちろん、現在は稼働していないので機械は動いていませんが・・・デモンストレーションではなく、生産することを前提に機械を動かす計画もあるらしいです。
 そう簡単にはいかないとの事ですが。

製糸場内部

 なんでも、この大屋根・下のスペースを確保するためのもので当時の日本木造建築では画期的なトラスト構造だそうです。フランス人技師たちの設計なのだそうです。

 そして、明治政府の官営で行われた、模範モデル工場としての位置づけで、歩合制・週休制・品質管理・年間労働時間の管理などを日本で初めて導入されたそうです。
 また、女工さん達は、労働者階級ではなく全国の町の名士の娘さん達が集められかなりの待遇で教育を受けながらの労働だったようです。
 食事・寮・職場のお風呂なども近代での日本工場にはまだ無かった時代の福利厚生だったようです。 それが、お土産の女工さんカレー、当時の味を再現しているらしいです。
 
 大屋根

 ガラスも何気なくありますが、当時としてはこれほどガラスを使用した工場は無かったとのこと。

レンガ

 レンガの使用した数も半端ではないとのこと、製糸場のレンガを積み上げた職人さんたちが、その後そのまま東京駅の駅舎のレンガ職人さんになったそうです。
 ちなみに、テラスのところにいるボランティアさんは、レンガの傷み具合を一個づつ点検しているとの事です。気が遠くなる作業です・・・御苦労様です。
 ちなみに、女工さんカレーのパッケージはこのレンガと同じ大きさだそうです。

 売店前に移動すると・・・お蚕さんの模型が・・・と思ったら。
生きていました、動いてます。
お蚕さん
 なかなか元気なお蚕さん達です。頭をもたげているの見受けられますますので、もうすぐで蛹になるのかもしれません。結構大きくなっております。
 元気に繭になる日も近いでしょう。

富岡製糸場のご案内

 織物参考館“紫”

 

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