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御召織発祥の地にて、後世に残せる事、今しか語れない事 日本の織物・着物文化を次世代に伝える! 森秀五代目 長谷川 博紀
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2009年05月25日(月)更新
綿の育てかた。そろそろ種まき終りの時期です。
綿の種をお配りした方から問い合わせがありました。
種の育てかたなど、問い合わせがありましたのでHPなどを紹介します。
色々、栽培方法に違いはあるようですが、時期的にはそろそろ撒かないと間に合わないと思いますので至急作業をしてください。
また、気候には左右されますので栽培可能地域など調べてください。
http://momengura.cside.ne.jp/wata.htm
http://yasashi.info/wa_00005.htm
参考館の綿日記http://morihide.keikai.topblog.jp/blog/d/index.html
2009年05月25日(月)更新
吉村様、ご質問の紗織の構造です。
ご質問のありました、紗織の手織り織機の構造を掲載します。
上から見た手織り織機の全体像です。
通常の織機と違うのは、絡みソウコウと押さえのソウコウが加えられていて、それが連動して動くというところです。
さらに、ズームでこんな構造になっています。そうこうが単独ではなく連動して動くように作ってあります。
捩りを、自動でこなす優れた機構です。機構を理解していない人でも織ることができます。もちろん、メンテナンスや柄変えは無理ですが。
横から覗いたところです。
通常の組織の開きを捩って、逆に口が開いているのがわかりますでしょうか?
さらに近寄った画像です。
わかりますでしょうか?写真と文章では分かりづらいかもしれませんね。
因みに、わが社ではもともと自動織機での紗織を開発した経緯があるので(紋紗会を立ち上げ、特許もない時代だったので技術を全て公開した。)捩りのノウハウが蓄積されています。紗・絽・その応用の紋紗などです。
羅!についてはよくご質問をいただくのですが・・・織物として成立するのか、なんとも言えません。カテゴリーは捩り織・絡み織なのでしょうが、技術的に見れば、むしろ綾織り・繻子の発展形で縫いとりの技術を活かしたものではないかと思います。
ただし、近年注文が減りあまりバラエティに富んだ紗織をしていないので、このままでは無くなってしまう織技術なのかもしれません。わが社も含めて・・・
なんとか、継承していきたい織物の一つです。
森秀織物 株式会社
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